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言葉のジュークボックス

言葉をレコードにして、しまっておけるなら、どんなに幸せだろう?

放浪したい。

最近、ふと、放浪したいなあ、と思う。

「蒸発しちゃおうかなあ?」とか

「行方不明になっちゃおうかな?」とか。

特に、仕事中に。


いつだったか、先週くらい。仕事中にNHKラジオをぼんやりと聴いていた。 パーソナリティがおすすめの著者を、本文を抜粋しながら紹介するようなコーナーだったと思う。

そこで紹介されてたのが、誰かの放浪記だった気がする。

そこそこ有名な漫画家が、蒸発しようと一念発起し、ファンレターをくれた女性に会いに行き、どうせなら結婚して地方でひっそりと暮らそうという無責任極まりない計画を企む。そんな内容だった気がする。


そんなラジオを聴きながら、憂鬱にも車を運転していたもので、ふと、放浪してえな、と思った。

仕事だって辞めちゃいたいし、頭が痛くなるようなことも沢山あって、もう精神的に蒸発してるような気もした。今もしているのかもしれない。

誰かのために働くのはとっても素晴らしい事だと誰かが言ってたし、自分もそう思うけれど

いつからかその誰かさんに対してのいやな感情を抱いてしまったりする自分がいて、ひどく蔑み、たまに落ち込むことがある。

そんなとき、放浪したいなあ、と思う。きっと、そのなんかの本の著者もそんなんだったんだろうな。

忌々しい現状と、自己嫌悪と、色々と。

どうしても逃げたいなあ、と思ってしまうんだろうな。

逃げ場所が音楽しかないから音楽をやるんだ、って思っていたけど、

本来そこは逃げるための場所じゃないだろ、って。 追い求めて辿り着くための場所だろ、って

漠然とした悩み、焦り、葛藤を喉元に溜め込んだまま

酸素と海とガソリンと、たくさんの気遣いを浪費して

そんなまま日々を終えて、なんとなくぼんやりと、ただ何かから逃げたい毎日で、嫌だなあ、逃げたいなあ、と思って今日も眠り、明日も働きます。


上記の本に心当たりある人がいたら是非教えてください。